東方×アニメ店長を実際に見てきた(1/9 松山と福山の店舗イベント追記&誤字等修正)

昨年の12月30日に秋葉原アニメイトで上映会をしていたので、ついフラで見てきました。
以下、作品について簡単な紹介とレビューを

(1/9店舗上映イベントの簡単なレポは本文下の方にあります

あらすじ(というか内容)

 東京某月某日

 兄沢命斗は当日納入された新作のフィルムを持って、都内某所の上映会会場へと急いでいた。
 彼を動かすのは、早くお客様のためにフィルムを届けなければ!という思い。
 
 同じころ、人に化けた藍は、橋の袂で結界の補修をしていた。
 その補修が終わりかけたその時、兄沢が橋の反対側から猛然と走ってきた。
 そして、その橋のところにできていた結界のゆがみに、彼はその気合と勢いそのままに飛び込んでいった。
 その結果、彼は勢い余って結界をとびこえてしまったのである。


 まず彼がいたのは教室のような場所、そこは現代と幻想郷の間の世界であった。
 そこから紫の隙間で飛ばされた彼が行き着いたのは、ビルの合間にある朽ち果てた紅魔館の中。
 その中に唯一取り残されたフランのベットの上に彼はいた。
 兄沢は、自分の身に何が起こったのかも理解できずに戸惑う。その一方でフランはといえば突然現れた兄沢を食料と勘違いし、「食べにくい!」と文句をつけて上に放り投げてしまった。


 吸血鬼のパワーによって空高く舞い上がる兄沢
 その落下の途中、そこを通りがかった霧雨魔理沙とぶつかり、そのまま魔理沙にしがみついて助けを求めた。
 いきなり落ちてきた兄沢に驚く魔理沙
 それを見たフランが食料を横取りされたと勘違い。怒りに身を任せ、魔理沙弾幕勝負を挑む。


 ビル街の中を飛び交う弾幕
 現代世界で動きまわる幻想郷の住人たち
 結界を破られた後始末に奔走?する紫と藍
 そして、「人間が自力で幻想郷へと侵入した」異変を解決するべく、霊夢がフランとの弾幕ごっこに参戦してくるのだった。


本編について


・たった10分の映像ながら、さすがプロ!と思わせる作画具合
 最近の同人作品もレベルが高いが、そんなもんなんかに負けるか!という気合が伝わってくる
・特に、ビル街に飛び交う弾幕の美しさは特筆もの
 今後の弾幕表現はみんなこんな感じになるのかもと思わせるぐらい
・ただ、夢想封印で周りにできる虹色の弾を相手にぶつけたり、レーヴァテインのスケールがビル2〜3本ばかしぶった切るほど大きかったりと、多少突込みどころはあり
・だが、そんな事は気にするな、と言わんばかりの弾幕美と派手さで押しまくっている
・オプションの表現方法などは、満福神社の「幻想万華鏡」に似ているかも?

ストーリー


・基本、アニメ店長は話にそこまで関わらない、というより東方キャラに振り回されているといった方が正しい
・フランに食われそうになったり、弾幕ごっこにまきこまれたり、紫に傘で顔を殴られるなど、彼の扱いはとにかく不憫
・しかしそのような状況下にあっても自らの職務を、もっと言えばファンを第一にする彼は、まさに店長の鑑と言える

・また、紫と藍による結界を飛び越えられてしまった後始末など、サイドストーリーもあるように匂わせてはいるものの、描写はされていない。
上映時間を考えれば致し方ないところである


他キャラ


・リグルやミスティアルーミアが明かりの付いてない店で談笑
・さとりがアニメイトで立ち読みし、こいしがその後ろを走りまわっていた
萃香と勇儀とにとりが、神主と一緒に居酒屋で宴会。神主の幻想入りを確認
・ナズと村沙が何故か弾幕ごっこに巻き込まれているが、聖がそれをガード

とまあ、概ねこんな感じ。
「東方キャラ現代入り」とでも考えればいいかなぁ、と



・声については、ほぼキャラクターのイメージ通りの声で、特に違和感なく見れた。
・某所で話題となった「夢想夏郷」に近いかもしれない
 (と言っても両者ともに声が確認できるのは霊夢魔理沙だけだが)
・誰が誰の声かまでは、エンドクレジットにのっていなかったので不明、声オタならわかるかも


音楽


・音楽は基本的というかほぼ全部東方アレンジ、だがそれがいい
・UNオーエンはピアノアレンジっぽいが、他は不明
・基本的に、そのシーンで押してる方のキャラクターの音楽が流れる。
 作中で確認して覚えている限りでは、フランと霊夢八雲紫
・これらアレンジも映像の弾幕美とあわさってより良さを増している。


イベント中(12/30 秋葉原店6時上映)


・「音がうるさいので空調を切ります」というほどの気の使いよう
・前述の神主が鬼二人(+にとり)と酒をサシで飲んでいたシーンでは、この日唯一の大きな歓声が湧いていた。
・席の後ろの人曰く「神主が見れただけでもうオレ満足」




簡潔ながら以上です。


結論としては、まさに一見の価値あり!
10分の中に弾幕の美しさがグッと濃縮されているような作品です。


東方が好きな方もそうでない方も、下のサイトでスケジュールをチェックして、ぜひぜひアニメイトで見てみてください。
http://www.animate.co.jp/aniten/10th_project03.html



追記 1/9のアニメイト松山&福山にも行ってみた


1/9は、祝賀会などでたまたま松山にいたため、アニメイト各店で行われた上映会にもちょっと行ってみることに。


アニメイト松山


今回の上映会は、各店舗とも前回の秋葉原店のようにイベントスペースを使ってするものと思っていました。
しかし、アニメイト松山はこの時イベントスペースで衣裳店をやっているため、そんなスペースはありません。どこでやるのか、と多少の疑問を持って銀天街にあるアニメイトへ。


先に結論を言いますと、普通に店舗設置のディスプレイで流していました。


福山も同じような感じだったので、多分どこも同じなのでしょう。


とりあえずディスプレイが高い位置にあるので見えにくかったのと、音がきけませんでした。
途中から大きくはしてくれたものの、その時点で既に店長が宙ぶらりんになってました。


人数は、エレベーターに近い側に設置してあるディスプレイで概ね3〜4人、普通にじっと立ち見をしてました。
他にも店内のディスプレイで同時上映していたみたいですが、そこは確認してません。



この後帰り際に、「東方のアニメPVは上映してないんですか?」と店員さんに聞いている人を見かけたりもしましたので、注目している人はきっちり確認しているようです。


アニメイト福山


さて、所変わって福山。松山から帰った後、丁度6時から友人と飲む約束があったので、これ幸いと集合場所に逝く前にキャスパビルを駆け上ってヲチしてきました。
福山はイベントスペースがないので、どうせまた店舗で普通に流すんだろうな、と思っていたら案の定。
ただ、福山の場合はPOPがディスプレイ周りに飾られていました。


松山店みたいにスピーカーで音楽を流したりしてないですし、丁度目線の高さにあるので見やすいといえば見やすい環境です。

ただ、入口の近くにあったので何も知らずに訪れたお客さんにとっては迷惑だったかなぁ、と思います。


人数はだいたい5人かそこら。松山みたいに2〜3つのディスプレイでやっているわけではないので、これが全部です。


皆さん(+店員数名)が立ち見してました。全員食い入るように画面を見つめています。


上映後、店員さんが「皆さん、ぜひ設定集も購入してくださいね!」とヒトコトにこやかに言って、上映会は終了。
最後のこのしたたかさ、これが資本主義です。



さて、2店舗見てきての感想ですが、人数や規模はまあこんなモノかな、といったところです。


最初は意外と人数が少ないなぁ、と拍子抜けしたりもしました。
しかし、良く考えてみると、秋葉原店で外から必死に呼びこみをかけてみても30人そこらがせいぜいだったので、松山や福山の規模ではこのあたりが妥当でしょう。


むしろ、店舗のポスターと公式ページ以外で積極的なアナウンスをしていないにもかかわらず、この人数が集まった時点で、まあぼちぼちといったところなのかもしれません。




個人的に違和感を覚えたのはむしろ上映手法と映像のほうです。

秋葉原店で、真っ暗な中大画面に映された映像を見たときにはすげえ!と素直に思ったものです。

しかしながら、店舗のディスプレイで見てみると「あれ?」という感じが拭えません。


光の表現なのですから、暗いところで見るほうが良い、というのはわかっていたのですが、これほど変わるとは思いませんでした。

店を暗くすることはできないのは分かりますが、、モニターを見やすい位置にしてくれたり、音楽を上げてきっちり聞こえるようにして欲しかったなぁ、と思う次第。

先程福山のほうが見やすいと言いましたが、松山に比べて福山はこの上映に力を入れているようだったので、その辺の差もあったのかもしれません。
そう考えると、店舗ごとに相当環境の差があったのだろうなぁ、と思います。
どこで見るのが一番良かったのやら。


おまけ、当日のツイッターでの反応まとめ
http://togetter.com/li/87693