たまゆら聖地巡礼 3話4話の聖地をざっくり探しに竹原に行ってみた

さて、今回は朝日山ととびしま海道を攻めるべく2回目の竹原巡礼です。


 車で一時間ぐらいの距離にあるのだからもう少し来ればいいのにとは思うのですが、近すぎると逆に行かないもんです。
 ありがたみがないというか何というか。


 かといって、遠ければ遠いで不満を抱くのですから、人間とは勝手なものです。


 そんなことを考えつつ、実家から車を飛ばして1時間ちょっとほどで竹原に到着。
 市街では降りずに、そのまま朝日山を目指します。

AM10:00 朝日山登山道


 国道を呉方面に向かうと目立つ看板があるのでそれを頼りに山道へ。
 途中までは比較的広めなのですが、本格的に山に入ってくると車一台がやっとこ通れるような狭い道になります。
 それを我慢して黙々と車を走らせると、いきなりひらけた場所に三叉路が現れます。
 左にまっすぐ行くと山頂まで歩いて20分の登山用駐車場、右に曲がると歩いて20秒(マエストロ曰く)の普通の駐車場に行き着きます。

 もちろん、迷うことなく前者を選択。
 どうせなら、ぽって達と同じように行ってみたいじゃないですか。



 駐車場、というより駐車スペースと表現したほうがよさそうな感じのスペースの先に、登山道の入口はあります。




 登山道、とは言っても特に獣道とかそういうものではない、やや傾斜のある遊歩道といった様子。
 ただ、時期が時期なだけに落ち葉がこんもりと積もっていました。



 歩いてみるとそこまでではないですが、道が整備されてない時代に登ったこの人にとっては大変だったようです。


 さて、歩いて20分ほどして作中に出てくる木のゲートを抜け・・・



 そこから歩いてすぐのところに、朝日山山頂があります。




 だいたい広さはテニスコート2面分ほどでしょうか




 そこに展望台と、ぽってが治療を受けた東屋があります。




 眺めは最高で、ここから竹原市街が一望できます。



写真をいくつか




 そこでたまたまお会いしたナカノさん(仮名)となぜか意気投合してしまい、その後ちょうどいい塩梅だったので、竹原市まで降りてご飯にすることに。


 おめあてはもちろん、たまゆら焼きです。



AM12:00 道の駅とほり川


朝日山を降りて走ることしばし、道の駅たけはらに停車。

せっかく道の駅に停めたのだから、ということで道の駅にも行きました。




1階は道の駅にありがちな物販関係のコーナーでしたが、2階の一部がたまゆらブースになっています。



こんな感じですね



ポスターにはご丁寧に、サインがはいっております。


ここでしおりとシールを購入し、ほり川へ



 さて、ここがたまゆら焼きでおなじみ(?)のほり川
 以前来たときには人が大勢並んでいたものですが、さすがに今日は休みとはいえ日取りが日取りのため人は少なそうです。



 さて、来ましたたまゆら焼き。
 本来なら写真の一枚でも撮るべきだったのでしょうが、ナカノさんに正しい広島風お好み焼きの食べ方とやらを教えつつヘラでお好み焼き屋を切った直後、撮影し忘れたことに気づきました。
 時既に遅し。

そういうことで、上の写真は前回撮影したものを流用しております。



 かわりと言ってはなんですが、前回食べそこねたアイス。
 チョコで「たまゆら」とかわいくデコレートされております。
 アイス自体もなかなか美味しく、特にミントはきき具合が絶妙でなかなか良かったと思います。




 完食。
 このあと文字の部分も美味しくいただきました。


PM1:00 景観地区


 さて、3話4話でも新たに聖地のカットは増えておりました。




 一つはここ竹鶴酒造。
 日本ウイスキーの父、竹鶴政孝の生家です。
 この人の存在を不覚にも美味しんぼで知ったのですが、地元出身と聞いて二重に驚いたのはよく覚えております。




そこからおかかえ地蔵に行く道すがらにあるのが、たけはら市民文化センター。




そして、奥にあるお堂のカットが撮れるこのあたりで道を横にぬけると、おかかえ地蔵に向かう道があります。




おかかえ地蔵像に向かう前に、振り向いて一枚
作中明らかにここの前の道を通り過ぎているのにおかかえ地蔵像まで行き着いたのは、何かの仕様でしょうか。




さて、コチラがおかかえ地蔵像です。
抱えてみればわかりますが、掴みどころが無い分実際の重さ以上の重量感を感じます。

女性二人が下から支えていたのも、まあ頷けます。




カットをいくつか。

奥に志穂美さんとぽってが座っていたであろうベンチがあったのですが…





→3,現実は非常である
というような有様。




ちなみに、ベンチのとおりに座ると、おかかえ地蔵かすぐ近くのコンクリの壁が映ってしまいます。
このへんの位置関係が変わったのは、単に創作上の都合でしょう。




さて、おかかえ地蔵像のすぐ脇にノートがあるのですが、T−ジョイ東広島で上映会のあった12月5日を境に、たまゆら関係の書き込みが急に目につくようになっています。
 (上の書き込みはその翌日に声優さんが書き残した物)


 あのイベントに行かれた方はよく覚えていると思うのですが、あのイベントの参加者は9割5分が広島県民。(声優の儀武さんによる挙手アンケート調べ)
 こういう手合いのイベントに不慣れなためか、声優さんのネタふりに対応しきれてない場面もあったりと、とかくアニメイベントにあるまじきローカル率を誇っていたのをよく覚えております。


そこに来ていた人たちが訪れ始めたので、このようになったわけですね。


 まあ、日曜の夜の東広島には、大阪や東京まで帰る便が陸空共にほとんどないので、勢い車で来れる範囲の人ばかりになるのはやむをえないところでしょう。




 さて、前回来た時とは変わっている点もひとつ

 OPに出てくるだるまがありませんでした。


 前回来たときは↓のような感じだったのですが、何があったのでしょうか?


PM2:00 笠井邸


 さて、そんな事を思いながら笠井邸でたまゆらカレンダーを購入。二階の展示が2巻使用になっていたのを確認し、カウンターでNPOの方の話を聞いたところで、時刻は午後2時半。


 実はこの後5時半から仲間内の忘年会の予定があったため、4時半ぐらいには竹原を出る予定でした。
 ならば、竹原駅とか海岸とかガード下とかの細かい聖地を拾っていったほうがいいかなあ、とも思ったのですが、ナカノさんが「30分で行けますよ!」と、言ったので「よっしゃ、それなら行っちゃろう!」ということで勢いで行きました。



PM4:00 豊島

雄こんの滝


 車を走らせること1時間30分、豊島に到着。
 このとき時刻は既に4時、尾道までは頑張っても2時間半はかかります。


 どう考えても遅刻です。本当にありがとうございました。


 さしあたって遅れるから先にやっといてという電話を入れてから、山を攻めることに。


 しかしこの山道はとんだクセモノでした。
 まずは民家の間を通るのですが、この道がやたら狭い上、前から車も来るので離合が凄まじく面倒です。




 そこから民家を抜けてすぐのところをまっすぐ行くと、雄こんの滝があります。



 なぜバス停から降りてここまで来るのに2時間もかかるのか不思議なのですが、まあアニメなのでよしとしましょう。



 作中では、なにやら5×5mぐらいのスペースがあってピクニックにおあつらえ向き、というような感じでしたが、実際はもっと狭めです。
 ですが、配置を工夫すれば6人ぐらいなら何とかなろうと思います。


 ここについては色々作中との差もあるので、実際に現地に行ってから探してみるのもまた一興かと思います。


十文字展望台


 さて、今度は先ほど真っ直ぐいった道を曲がって、そのまま所々にある「十文字山展望台」という看板を目印に山を進みます。


 この辺りはいかにも瀬戸内の農道、といった感じでみかん畑が横にズラズラ並んであります。
農家の人が使うためか、狭いながらもよく整備されています。




 しかしながら、そのみかん畑を抜け、この看板を通り過ぎたあたりからとたんに道が悪くなります。


 たいしたことないだろ〜という方、一度看板通りに行って見てください。雑草は生えてるわ、落石はあるわでひどいことになってます。
 おそらく、一度舗装して以降一度も手入れをしてないんだろうなぁ、ということがわかります。




 そんな酷道を2キロばかり走ると、十文字山展望台に到着します。


 周りを木々に囲まれた十文字山山頂ですが…


 ここを登れば瀬戸の島々が見えます。


 丁度夕暮れ時だったので、こんな感じの写真も取れるなど、なかなかの絶景でした。




 その他、いくつか




 海の向こうには四国も見えました。
 山陽側の瀬戸内海の眺望を解説するときによく「晴れた日には四国も見えます」という一文があるのですが、それも嘘じゃなかったんだなぁ、としみじみ感じた瞬間です。


 ここができたのは平成8年ということですが、おそらくぽって達がまだ小さい頃に、できたばかりのこの展望台へお父さんと一緒に行ったのではないか…とお姉さんが推測したからこそ、プチ秘境探検ツアーにこの場所が選ばれたのかなぁ、とも思います。


 こうして、一つ一つ登場人物と思い出を共有できるのも聖地巡礼の醍醐味でありますね。



 さて、その後は急いて竹原でナカノさんに別れをつげ、宴会に都合一時間半の大遅刻という大失態をしたことをもって、今回の巡礼は終りました。


 次回行くとすれば1月半ば、仕事が忙しくなる前になりましょうか。
 その時には、竹原辺りの細々した聖地を拾っていきたいと思います。